- 人身事故の場合、特に誠意をもって対処する事が重要です。
- 最近、無過失責任や賠償問題などが叫ばれるなかで、それとは逆行して道徳上の観念が失われてきている様に思われます。交通事故を起こしたにもかかわらず、保険会社に任せているからと謝罪の言葉も無い。というのが見受けられます。
- 交通事故の加害者には、賠償責任を果すという民事上の責任、行政許可である免許証への処分を行う行政上の責任、道路交通法が適用される刑事上の責任、謝罪やお見舞いといった道徳上の責任、の4つがあります。
- よって、交渉の流れ、賠償金の算出、書類の作成などは、保険会社主導のもとに行っても良いでしょうが、その中で、特に重要な事は、道徳上の問題で加害者の立場から被害者に対して謝罪、お見舞いといった社会通念上妥当な限り、誠意ある態度にて臨む必要があると思料します。